話題の実写化映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」。
その原作とは全く異なる意外過ぎるロケ地・撮影場所を紹介します。
ちなみに原作では、S市が舞台となっており、その舞台に関してもご紹介したいと思います。
詳細はこちら
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」のロケ地はスペイン
2017年8月4日公開の映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」は、日本のみならず海外でも高い人気を誇る漫画を原作とする作品だけに、映画化が発表されたときから公開に至るまでネット上でも賛否が渦巻いています。
引用:https://mantan-web.jp/article/20170731dog00m200020000c.html
それだけの注目を集める力を持った作品と言い換えることもでき、ゆえに製作スケールも壮大で、ロケのほとんどは海外、スペインのシッチェスという街にて行われました。
現在スペインにて絶賛撮影中です!シッチェスの街に杜王町が作られています。#ジョジョ映画 pic.twitter.com/cxx94Fb8eO
— 映画『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@jojomovie_jp) November 1, 2016
スペイン政府観光局の公式twitterでも「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」のロケ地に選ばれたことが取り上げられています。
8/4公開の映画『ジョジョの奇妙な冒険』実写版のロケ地となったシッチェス。監督が世界中から原作の舞台、杜王町を探そうと思い立ち、辿りついたのがスペインのこの街だったそうです。シッチェスへはバルセロナから近郊線で約30分です。#シッチェス #ジョジョ映画 pic.twitter.com/3QaMgd1G18
— Spain in Japan (@SpainInJapan) August 1, 2017
シッチェスはカタルーニャ州バルセロナ県ガラフという地域にある街です。
地中海に面したスペインにはイピザ島やコスタ・デル・ソルなどの海岸がありますが、シッチェスはバルセロナの中心から電車で30分ほどで手軽に行けるビーチリゾートとして多くの観光客で賑わうそうです。
引用:wikipedia
「ジョジョの奇妙な冒険」公式twitterにも美しい海の景色がツイートされています。
スペインの空は青くて高いです。
撮影も中盤を過ぎ、だんだんと寒くなってきました。#ジョジョ映画 pic.twitter.com/oz6G18ePdO— 映画『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@jojomovie_jp) November 7, 2016
撮影は2016年10月から11月のあいだに行われました。
「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)に掲載された荒木飛呂彦さんによる原作漫画の舞台は日本だったため、海外ロケと聞いて驚いた方も多数いらっしゃいましたが、主人公・東方仗助を演じた山﨑賢人さんは本作品のイベントにて「建物の色味とかすべてがジョジョのためにある街という感じ」と太鼓判を押していたそうです。
三池崇史監督によれば、日本国内の中からではなく世界中から作品の雰囲気とマッチしそうなロケ地を探し出したとのこと。
予算の少なさが嘆かれがちな邦画ですが、これを機に海外に長期滞在できる規模の作品が徐々に増え、作品のバリエーションも豊かになるとすれば映画ファンにとってはうれしいのではないでしょうか。
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」ロケ地はシッチェスのどこ?
かくして物語の舞台「杜王町」のロケ地として選ばれたシッチェスですが、どこで撮影が行われたのでしょうか。
海と緑に囲まれたシッチェスの街。#ジョジョ映画 pic.twitter.com/rWTGtRcN7e
— 映画『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@jojomovie_jp) November 11, 2016
宣伝映像や公式twitterなどからいつくかの場所が判明しています。
特報・予告編などでも確認できる駅はシッチェスの駅です。
バルセロナ最大のターミナル・サンツ駅から近郊線R-2(濃い緑のライン) St.Vicenc de Calders行きに乗り約30分ほどで到着します。
引用:http://kamimura.com/?p=17155
杜王警察署。ここは昨日までメガネ屋さんでした。#ジョジョ映画 pic.twitter.com/ctjWpfnyMQ
— 映画『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@jojomovie_jp) November 15, 2016
杜王警察署はモデルニズモ様式(アール・ヌーヴォー)の有名な建築物のひとつCan Bartomeu Carbonell。
公式twitterにもあるように現在はL’Optica Universitariaというメガネ屋さんになっています。
引用:wikipedia
街の遠景からズームイン。#ジョジョ映画 pic.twitter.com/C4vlLtQcNv
— 映画『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@jojomovie_jp) November 11, 2016
杜王町の街並を押さえたこちらのツイートは海岸沿いから一歩入った通り、役所のはす向かいにあるスーパーマーケットHermenegildo Sabate Llacuna付近の景色。
海岸沿いに位置するマリセル美術館や、街のシンボルでもあり本編中にも度々映り込むサン・バルトロメ・イ・サンタ・テクラ教会にも近いです。
引用:wikipedia
杜王町にあるコンビニとして登場したのは和食のファストフード店Yatai tapes japoneses。
スーパーのフードコートにあるメニューのようなジャンクなメニューを取り扱っています。
引用:https://todojapos.wordpress.com/2015/12/19/yatai-tapas-japonesas-c-comte-urgell-112/
そして夜は大規模な雨降らし!
杜王町は豪雨です☔️#ジョジョ映画 pic.twitter.com/ddIsjrDx5H— 映画『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@jojomovie_jp) November 7, 2016
第一章のラスボス、山田孝之さん演じるアンジェロこと片桐安十郎は水を操るスタンドを有しています。
スタンドについては後述するとして、上のツイートはそのシーンの撮影の様子です。
ロケ地として使用されている広場(プラサ・デ・ラ・ビリャ=町の広場)はシッチェスから電車で6分ほどで行ける隣町ビリャノバ・イ・ヘルトルにあるもので、近くに役所があります。
引用:wikipedia
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」杜王町のモデルは仙台市
キャストもロケ地もゴージャスな実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」と、
原作漫画では様々な相違点があります。
荒木飛呂彦さんによる原作漫画では静かな住宅地、穏やかな暮らしの隙間に潜む異常や恐怖といった奇妙さが描かれており、杜王町のモデルはS市こと仙台市でした。
こちらの項目では原作ファンに聖地といわれているスポットをご紹介します。
まずは仙台駅。
引用:wikipedia
「ジョジョの奇妙な冒険 第4部ダイヤモンドは砕けない」の登場人物ある吉良吉影を主人公にしたスピンオフ作品「デッドマンズQ」(短編集「死刑執行中脱獄進行中」に収録)で、吉良の霊がやまびこ129号に乗って訪れるのがこちらの駅です。
トイレのピクトグラムが“ジョジョ立ち”と呼ばれる漫画特有のポーズをしているので巡礼の際はお見逃しなく。
次は「靴のムカデ屋」のモデルとなった仙台市青葉区にある「むかでや履物店」、聖地の中でもっとも有名であろう聖地です。
引用:http://www.mukadeya-sendai.com/
そのものズバリ実在するだけでなく、店主が容赦なく酷い目に遭ったとして原作ファンの心に強く刻まれています。
ここで買い物をした際に領収書をお願いすると、お店の方からとある粋なおもてなしが受けられるのもファンのあいだで有名です。
S市杜王町の名所・少女の幽霊に会える小道に隣接する「OWSON S市杜王町店」のモデルになったコンビニは「ローソン柳町通店」。
2012年に開催された「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」開催記念イベントにて店頭看板・外観の装飾を「オーソン」仕様にしたことで知られています。
引用:https://sendai.keizai.biz/headline/photo/1225/
どちらも仙台駅から徒歩10分程度で行ける巡りやすいスポットなのでビギナーさんにもおすすめです。
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」の評判は?
国内外を問わず膨大なファンを抱えている原作の実写映画だけに、いろいろな意見が飛び交っています。
え、実写ジョジョ、スペインロケなの??確かに杜王町って日本っぽくない家並みだけど。実写鋼錬もイタリアロケとか言ってたよね?邦画も結構お金かけられるようにはなってきてるんだけどなあ。
— Mayumiel de Mascault (@gamaoh1920) May 30, 2017
実写ジョジョ、結構いいんじゃないでしょうか
杜王町が完全にヨーロッパでしたが!— FrozenFriends (@FrozenFriends) June 1, 2017
取り上げたツイートのように必ずしも肯定的なものだけではありませんが些細なことでも話題にされるのを勝ちとするならば、大成功といえるのではないでしょうか。
ただ、日本映画界に三池崇史しかジョジョを捌く監督いないというね。これは事実だから。
— サッポロ (@mjgatpww) August 15, 2017
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」の監督・三池崇史さんは“原作もの”を数多く手掛けている人物。これまで「ヤッターマン」、「テラフォーマーズ」、「神様の言うとおり」などたくさんの漫画・アニメ原作を演出してきています。その三池さんが実写化にあたり心がけているのは「漫画という既に完成された宝物の良さを大切にすること」だそうですから、このような口コミがつぶやかれるのも納得です。
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」今後どうなる?
2017年に公開された映画は第一章と銘打たれ、岡田将生さん、新田真剣佑さんが演じる虹村形兆&億泰兄弟とのエピソードがメインでした。
クライマックスではとある重要人物のスタンド能力、シアーハートアタックが出てきて原作経験者を驚かせたことでしょう。
神木隆之介さんが演じる広瀬康一は、東方仗助や伊勢谷友介さんが好演する空条承太郎が操るスタンドと呼ばれる特殊能力に目覚めたばかりだし、小松菜奈さんが演じる山岸由花子の活躍も第一章ではそれほど見られませんでした。
エンドクレジットにあわせて「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」最大のヒール・吉良吉影の自宅がチラリと映るなど、続きを匂わせる幕引きだけに今後を期待せずにはいられません。
引用:http://jojo-animation.com
今回実写化されている部分である「ダイヤモンドは砕けない」は原作上では第4部にあたり、コミックス29巻~47巻に該当します。
原作は1987年からスタートし第1部~第7部までが完結、現在は「ウルトラジャンプ」(集英社刊)にて新シリーズ「ジョジョリオン」が連載中です。
ジョジョの血筋やそのライバルとの確執、スタンド能力など、全作に共通する設定がありつつも、世界観は各部毎に違うので4部だけを読んでも楽しめますよ。