司馬遼太郎の戦国三部作「関ヶ原」が岡田准一主演で映画化。
戦国史上最大の合戦を描いた作品のロケ地をご紹介します。
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映画「関ヶ原」の主なロケ地は滋賀県と京都府
1600年に美濃の関ヶ原で、徳川家康率いる東軍と石田三成を中心とする反徳川勢力の西軍とが行なった関ヶ原の合戦。
この戦いは群雄割拠の世に終止符打ち、300年近くに及ぶ江戸幕府統治による穏やかな時代の幕開けとなります。
日本の未来を決定づけた戦いを描いた司馬遼太郎さんの「関ヶ原」が原田眞人監督の手によって映画化されました。
引用:https://cinema.ne.jp/news/sekigahara2017072612/
両軍合わせて20万人もの兵力が使われた戦国時代最大の戦は僅か半日で決着、徳川の勝利に終わりますが、映画「関ヶ原」ではこの合戦の持つ意味が岡田准一さん演じる石田三成の視点から語られていきます。
映画の撮影は2016年8月中旬~10月のあいだ石田三成の生まれた滋賀県と京都府を中心に行われました。
2016年に石田三成と滋賀県がタイアップし、ぶっ飛んだCMが話題になっていたのが記憶に新しいですね。
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引用:http://mitsunari.biwako-visitors.jp/
映画「関ヶ原」の撮影場所は国宝級の建築物がたくさん
映画「関ヶ原」は戦国時代最大規模の戦いを取り扱った作品、相当の人数が必要なことから撮影期間中はtwitterアカウントを設けるなどしてボランティアを大々的に募集していました。
【拡散希望】映画『関ヶ原』では明日10/28(金)に長野県諏訪郡にて行われる撮影にご協力頂けるボランティアエキストラさんを大募集しております!都内便はお陰様で満員となりましたが、現地集合可能な方、まだだ募集中です!詳しくはこちら⇒https://t.co/CHA3xqh0YR
— 映画『関ヶ原』エキストラ事務局 (@sekigahara_ex) October 27, 2016
かなりの頻度で大人数に呼びかけていますね。
「明日来れる人」と書かれているあたり、リアタイ募集をかけてい様子が伺えますね。
このアカウントやボランティアに参加した方のツイートからいくつかのロケ地が明らかになっています。
とりわけ目立ったのが歴史的建造物を利用しての撮影です。
オープンセットではなく実際の場所をロケ地にしているだけに期待が高まります。
まずは滋賀県彦根市にある彦根城。
ここは合戦終了後に領地を与えられた井伊直政が、三成の居城だった佐和山城を避け新たに築城したものです。
引用:wikipedia
このほか彦根市では清凉寺、龍潭寺、天寧寺ら井伊家&石田家にゆかりのある寺院がロケ地利用されました。
引用:https://senjp.com/hikone-ryo/
引用:https://senjp.com/hikone-ryo/
龍潭寺は清凉寺の隣にあります。
引用:http://www.jalan.net/kankou/spt_25202ag2130012656/?screenId=OUW3701
また、石田光成の生地である長浜市では湖岸緑地公園が撮影場所に挙がっています。
愛知川の流れる東近江市では百済寺、弘誓寺がロケ地として使われています。
引用:wikipedia
引用:wikipedia
引用:http://www.jalan.net/kankou/spt_25402ag2130010536/
引用:wikipedia
1585年に豊臣秀次がつくったとされる水路・八幡掘も撮影場所のひとつで、こちらは近江八幡市に位置します。
「関ヶ原」ロケ地口コミ情報
エキストラ募集や文化財を使用していることから口コミでもロケ地情報が広がっています。
引用:https://cinema.ne.jp/news/sekigahara2017072612/
続いてご紹介するロケ地は兵庫県姫路市にある姫路城。
別名を白鷺城といって日本有数の現存する美しい城として知られており、1993年に日本で初の世界文化遺産に指定されています。
引用:http://www.tabian.com/tiikibetu/kinki/hyogo/himejijyo/
撮影は清水橋や千姫の小路でも行われました。
引用:http://himejijo-jpn.info/guide10b.html
引用:http://www.city.himeji.lg.jp/s70/2845684/_10326/_10380.html
姫路城ロケに関するtwitterでの口コミは以下の通りです。
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なんか姫路城の裏側でチョンマゲのおっちゃん達が撮影してるね pic.twitter.com/GEy7D2NBvS
— そうま ’17 (@Vitamin_Soma) September 9, 2016
姫路城でなんか映画の撮影してる!
エキストラっぽいひとが沢山いるー!
そしていつものポケモンGOの私のお散歩コースが通行止めだ!!
なんか有名人が来てるという。
ちくしょう!この向こうにいつもミニリュウがいるのに!!! pic.twitter.com/z01lB2FB1u— 東雲 慧 (@keishinonome) September 10, 2016
京都市左京区の下鴨神社(賀茂御祖神社)でも撮影が行われていたという目撃ツイートがありました。
下鴨神社来たらなんか撮影してる、侍と馬がたくさんいる
— らいむ/ぱる (@_comeDream_) August 22, 2016
京都の下鴨神社に行ったらなんかの撮影やってた
本物の馬とか使っててすごかった!
なんのドラマだろ
暑い中お疲れ様です!— 聖 紅蜘蛛 (@1142Taisei) August 25, 2016
引用:http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/kyototravel/shimoga.htm
河合神社
の近くでドラマ?撮影してたー♪───O(≧∇≦)O────♪ pic.twitter.com/b9YL5Rns7E— ばいばい (@piguman61) August 25, 2016
下鴨神社の敷地内にある、美容の神様が祀られているとして女性に人気の河相神社も撮影に使われていたようです。
引用:http://guide.travel.co.jp/article/3394/
関ヶ原の戦いが行われた場所はどこ?
日本史のテストで必ず出てきた関ヶ原の戦い、名前や概要は記憶にあっても詳細を忘れておいでの方も多いのではないでしょうか。
関ヶ原の戦いは前述の通り1600年に美濃の関ヶ原で起きた徳川軍と石田三成を中心とする反徳川勢力による合戦のことですが、その“関ヶ原”は現在どこにあるのでしょう。
正解は岐阜県南西と滋賀県との県境にある町で、住所は岐阜県不破郡関ヶ原です。
決戦地や石田三成が本陣を構えた笹尾山など、合戦に関する名所が数多く残されており、歴史好きの方には定番の探訪スポットとなっています。
引用:http://4travel.jp/domestic/area/toukai/gifu/oogaki/sekigahara/hotplace/11555028/#each_tab
引用:http://www.360navi.com/22gifu/02sekigaha/02ishida/
一日足らずで決着がついた争いですが、そこに至るまでには長きに渡る徳川家康と石田三成の確執があります。
天下統一を実現した豊臣秀吉亡き後の政治は、秀吉が生前に命じておいた五大老と五奉行の話し合いによって行われていました。
五大老の筆頭が秀吉の死を機に天下取りを本格始動させた家康、五奉行の筆頭が秀吉側の三成で、かねてより家康を警戒視していました。
同じく五大老のひとりでその実績から家康派と三成派の牽制にもなっていた前田利家が亡くなると、いよいよ対立は避けられない事態に。
そして迎える1600年、関ヶ原の戦いの引き金となる出来事が起きます。
会津に戻っていた上杉景勝が軍備を整えていると知った家康は、謀反の疑いがあるとして上杉討伐に乗り出しました。
この挙兵には諸説ありますが、いずれにしてもこのことがきっかけで三成は反家康を唱える諸大名に声をかけて兵を挙げ、家康の拠点である伏見城を攻撃した後、美濃に侵攻しました。
その報せを聞いた家康は下野(現在の栃木県)の小山にて軍事会議を開きますがその際、三成派にあえて寛容な対応を取ったとされています。
その理由は三成の性格にありました。
まじめで曲がったことが大嫌いなゆえときには真意が伝わらず反感を買うことも多く、仲間内からも敬遠されていたそうです。
かくして家康の思惑通り(?)にことは進み、本来豊臣家側で味方だったはずの大名までが家康派に寝返りました。
こうして東軍と西軍が確定し、天下分け目の戦へと突入していきます。
映画の紹介文にある「純粋過ぎる」とは三成の性格に由来するものなのではないかと思われます。
鑑賞の際は、行動の裏側で三成が何を思っていたのか、感情の動きに注目したいところです。
「関ヶ原」映画情報
映画「関ヶ原」の公開は2017年8月26日です。
主人公・石田三成を演じるのはジャニーズ事務所所属タレントとして初の日本アカデミー賞を受賞したV6の岡田准一さん、対する徳川家康役には役所広司さん、三成に命を救われたのを機に公私に渡って彼を支える伊賀の忍・初芽役には有村架純さんと、演技派のキャスト陣が挑んでいます。
引用:https://cinema.ne.jp/news/sekigahara2017072612/
1964年~1966年に「週刊サンケイ」で連載された司馬遼太郎さんの原作は単行本と文庫本の累計発行部数580万部を超えるベストセラー小説で、過去に一度テレビドラマ化もされています。
「クライマーズ・ハイ」、「日本のいちばん長い日」のリメイク版など日本の歴史に多大な影響を与える出来事を描いた作品を手がけることの多い原田眞人監督が、現代の映像技術を用いてどのように大合戦を演出するのかとても気になるところです。
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