『ドクターX』第4シリーズは第1話から強者揃い…最終回は同士の手術に涙する視聴者続出

群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に突き進むフリーランスの外科医・大門未知子が、2017年10月期のドラマで帰ってきます。

「いたしません」、「私、失敗しないので」という名セリフでおなじみの、米倉涼子演じる“異色・孤高・反骨の天才外科医”ですが、今回でなんと第5シリーズです。

ドクターXもついに第4シリーズ目!

これまで『ドクターX』特集では、第1シリーズから第3シリーズまで振り返ってきましたが、今回はまだ記憶にも新しい第4シリーズについて振り返ってみたいと思います。

大門未知子が病院組織を舞台に数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む姿を描いたこの作品。

2012年10月期に第1シリーズ(全8話)が放送されるや、同年の民放連続ドラマ1位となる平均視聴率19.1%をマーク。

翌2013年10月期の第2シリーズ(全9話)では平均視聴率23.0%を記録したばかりか、橋田賞や向田邦子賞をはじめ、錚々たる各賞も総なめにしました。

さらに、2014年10月期の第3シリーズ(全11話)では平均視聴率22.9%、最終回では自己最高となる27.4%(すべて関東地区 ビデオリサーチ調べ)を叩き出し、全ドラマの年間トップになりました。

また、2016年7月3日(日)にはシリーズ初のスペシャルドラマも放送され、その勢いは止まるところを知りません。

そんな驚異の大ヒットシリーズが、2年空けて連続ドラマとなって復活しました。

第4シリーズでは、医療の本質を見失って「病院の格付け」に躍起になる“白い巨塔”に、大門未知子が鋭いメスを入れていきました。

第1シリーズでは「帝都医科大学付属第三病院」、第2シリーズでは「帝都医科大学付属病院」、第3シリーズでは日本最高峰の医療技術を誇る「国立高度医療センター」、スペシャルでは内科の最高峰「クロス医療センター」で、金と欲にまみれた組織に鋭いメスを入れながら、患者の命を救うことを第一に邁進してきた大門未知子。

彼女が第4シリーズで派遣されたのは、「帝都医科大学付属第三病院」および「帝都医科大学付属病院」を傘下に従える本丸「東帝大学病院」です。

国内最高峰の大学病院として君臨しながらも、さまざまな隠ぺい行為や医療ミス、派閥闘争などで評判がガタ落ちになってしまった病院です。

しかも、この病院の“ブランド力”を再確立し、強大な権力を我が物にする目論みで、新院長の座をかすめ取ったのが、大門未知子に積年の恨みを抱く策略家・蛭間重勝(西田敏行さん)です。

そんな男が牛耳る敵陣に、大門は“ある人物”を介して雇われることになりました。

■米倉涼子さんコメント

この当時、シリーズ第4弾が決定し、米倉さんご本人はこのようにコメントしています。

「この2年間、たくさんの方々から直接、“『ドクターX』をまたやってほしい”という声を頂きました。私は普段から体のことに興味があり、メンテナンスのために定期的に通院しているのですが、そこでもお医者さんから“あっ、大門先生!”と言われたり、ふざけて“大門未知子先生へ”と書かれた専門用語ばかりの診断書を渡されたりすることもあったほどです(笑)。それだけ反響の大きさを肌で感じる作品でしたから、第4シリーズの制作が決まった時は、私自身もうれしい気持ちでいっぱいでした」と。

シリーズを重ねていく毎に濃くなっていく登場人物。第4シリーズのキャストは次の通りです。

■キャスト

  • 大門未知子 … 米倉涼子
  • 神原晶 … 岸部一徳
  • 城之内博美 … 内田有紀
  • 蛭間重勝 … 西田敏行
  • 久保東子 … 泉ピン子、
  • 黄川田高之 … 生瀬勝久
  • 加治秀樹 … 勝村政信
  • 北野亨 … 滝藤賢一
  • 西園寺猛司 … 吉田綱太郎
  • 南幾子 … 草刈民代
  • 赤井富夫 … 長谷川朝晴
  • 萬田康介 … 瀧川英次
  • 白水里果 … 田中道子

4回目にもなるど、かなり濃い面子になっていますね。

泉さんの出演は、第1話からさっそく登場しており、この第4シリーズの方向性を決めるようなものとなりました。では、第1話から振り返ってみましょう。

■米倉vs泉

第1話のオープニングはNYからスタートしました。

大門未知子は「東帝大学病院」に雇われるまでNYに滞在している設定で、ブルックリン・ブリッジや、マンハッタンの町並みを望むイースト・リバー沿いなど、ザ・NYな場所を闊歩します。

そのNYで大門が、訪れた中華料理店で客の妊婦が突然倒れる事態に遭遇。診察した大門は即座にオペが必要と判断し、客のひとり・久保東子(泉ピン子)が掃除婦として働いているという近所の病院へ患者を運び、スピーディーかつ的確な処置で命を救ったのです。

その様子を目の当たりにした東子。大門の腕前にいたく感動し、大門もまた、日本の大学病院の腐敗ぶりを歯に衣着せぬ物言いでめった斬りにする東子と、意気投合するのでした。

その矢先、大門に日本の最高峰である「東帝大学病院」から声が掛かります。

実は昨今、東帝大学病院はさまざまな隠ぺい行為や医療ミス、派閥争いなどで評判がガタ落ちになっており……。

そのブランド力を再確立しようと企んだ大門の宿敵・蛭間重勝(西田敏行さん)が、院長の久保茂(竜雷太さん)を汚い策略で追い出し、新院長の座を奪取したばかりだったのです。

大門は当然不本意ながらも、世も末の腐敗が横行する敵陣へと乗り込んでいくことになるのですが、そこで意外な人物との再会を果たしました。その人物とは東子。

何を隠そう、彼女は兄である久保前院長によって、東帝大学病院の新副院長に任命されていたのです。

■豪華ゲストが続々

特に注目されたのは、第1話には要注目バンド「黒猫チェルシー」の渡辺大知さん、第5話には典型的な“上には弱く、下には強い人間”海老名を絶妙なバランスで熱演してきた遠藤憲一さん、第7話には知英さん、第二子を妊娠中だった黒木メイサさん、そのほか、草刈民代さんが、約20年ぶりに社交ダンスを披露する一幕や、ピコ太郎が現場訪問するなど、数々のエピソードを残したのもこの第4シーズンの特徴でした。

そして、最終回では、まさかのあの人のオペをすることになったのです!

■同士のオペ

フリーランス麻酔科医・城之内博美(内田有紀さん)が、大門未知子の目の前で倒れるという衝撃の展開に驚かされました。

前回は、名医紹介所所長で、大門の師匠でもある神原のオペをした大門ですが、ここにきて同士のオペをすることになったのです。

崇高な医師としての志を分かち合いながら、博美と公私にわたって信頼関係を築いてきた大門未知子が思わず絶叫し、取り乱す姿は視聴者の心を震わせました。

米倉さんもこの回は特に思い入れがあるようで、「一連の流れを内田有紀ちゃんと一緒に演じるたび、2人は患者の病気を治すために、今までずっと一緒に闘ってきた“同志”なんだな、と再認識しました。有紀ちゃんと私は年齢も同じだし、『ドクターX』で演じる役も心が通っている設定なので、とってもやりやすかったし、私自身の心もすごく動いて……! いつも未知子を演じるときは一定のスタンスを保っているのですが、今回は設定が設定だけに、久々に“芝居をしているな!”という感覚を覚えました。第10話から最終話にかけて、城之内先生とは辛いシーン、心が痛むシーンがたくさんあるけど、お芝居という面ではとても充実感がありました」とコメントしています。

最終話では、大門未知子が“ある危険”をおかしてまで、博美のオペに踏み切り、手術の最中、未知子の手が止まってしまうということも……。

視聴者はハラハラしてこの最終回を見守りましたが、見事手術も成功し、視聴率も手術もまさに“失敗しない女”は健在でした。

これだけてんこ盛りで第4シリーズまで続いたドクターXですが、これからスタートする第5シリーズではいったいどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみです。

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