『遺留捜査』糸村の”3分だけ”に視聴者総ツッコミ「今日は10分30秒でしたよ!」

上川隆也さんが、風変わりな刑事・糸村聡を演じ、事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁していく人気シリーズ『遺留捜査』(テレビ朝日系列)が、7月期の連続ドラマとして、木曜の20時(木曜ミステリー枠)で第4シーズンに突入。

13日から初回2時間SPで放送され、平均視聴率が13.1%の好スタートをきっています(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

好調の理由は、ブレない糸村のキャラクターや京都を舞台に新たな展開を見せていることもあげられるかもしれませんが、加えて、このドラマを語る上で忘れてはいけないのが、甲本雅裕さん演じる科学捜査研究所係官の村木繁と糸村の“絶妙なやり取り”も名物となっており、さらに、糸村のラストの“3分の落とし”の時間です。

これらは、このドラマの人気を支える重要なシーンであることは間違い無さそうです。

■重要な存在の村木

糸村が遺留品を手がかりに、捜査を進める人物である以上、その遺留品を鑑定してくれる科捜研の存在は重要です。

この新シリーズでは、京都が舞台ということで、甲本さん演じる村木は東京の科捜研。

設定上、もう絡みはないのでは? と思ってしまいそうですが、村木はなんと京都に移動ということで、ここでも糸村とのコラボが実現したのです。

甲本さんは、出演についてスタッフから“村木の京都異動”が伝えられたらしく、制作発表記者会見でも「京都には凄い“科捜研の方”(『科捜研の女』=沢口靖子)がいるじゃないですか!」とジョーク混じりに驚きながら喜び、「毎回、糸村さんとのシーンは変わらないものがあります。

だからこそ、みなさんに新鮮に見ていただけるように、(上川さんと)毎回話をしながら楽しくやらせていただいています」と語っていました。

これに対し、上川さんも「彼がいないことには、『遺留捜査』らしさを失ってしまいますので、本当に京都に来てくれて良かったと思っています」と、2人ともこの作品において“必要なシーン”と思っているようです。

■遺留品「金色のチェーン」に注目

まずは、今回のストーリーですが、京都財界の有力者・竹原総二郎(団時朗さん)が、自宅に押し入った強盗を猟銃で射殺する事件が起きました。

竹原は強盗がナイフで襲いかかってきた際、はずみで壁にかけてあった猟銃が落ちてきたと証言。

その猟銃を慌てて拾い上げて強盗犯を撃ったと話し、正当防衛を主張しました。

しかし、玄関にカギがかかっていたこと、強盗犯は靴を脱いで家に上がっていることなど、不審な点が多々浮上します。

まもなく射殺された強盗犯は、窃盗の前科を持つ石橋啓介(辻本祐樹さん)と判明しますが、糸村(上川さん)は石橋が左手に握っていた金色のチェーンが気になって仕方がなく……。

科捜研研究員・村木(甲本さん)に鑑定してもらったところ、そのチェーンは数百円程度のメッキの安物で、石橋はどうやら死の間際、身に着けていたネックレスを力まかせに引きちぎり、そのチェーンを左手に握りしめたことがわかったのです。

その後、糸村は石橋が生前、そのチェーンに母からもらった宝物のコインをつけてネックレスに加工し、大切に身に着けていたことを突き止めますが、現場にはコインは落ちていませんでした。いったい、コインはいつ消えたのか!?

1枚のコインの謎から、糸村が秘められた衝撃の真実を暴いていく、という内容でした。

■今週の糸村と村木のネタ

今回、その金色のチェーンがポイントになっていたのは上記の通り。

大切なのは、チェーンそのものでなく、そこについていたコインです。

村木の鑑定によると、珍しいコインで西アジアのマハラビ共和国のコインです。

そう、長い独裁政権の下、苦しんだ民衆が、民主化運動で自治権を取り戻し、新しいコインを鋳造した、その時の記念コインです!

でもね、その後民族紛争で大国の介入を受け、マハラビ共和国は35年前に消滅しています。

ほんの一瞬、生まれて消えた小さな国の幻のコインなんですよ」と、そのコインの価値を熱弁。

さらに、コレクターの間で、100万円もの値段で取引されているとことも判明しました。

今回は、糸村のお願いに対し、断固拒絶していた村木ですが、結局調べてあげるという内容でした。

そのやり取りに「今回の糸村さんと村木さんのやりとり、表情がすごく想像を掻き立てられた………もう一回見直してみようかな」「村木さんがいい人過ぎて惚れる。村木さん大好き」「夢に糸村さんが出て来て〝出来るだけ早くお願いします〟って笑うんですよ! と絶叫する村木さんが大変ツボりました」というった声があがっていました。

■犯人は?

真相は、竹原が強盗に襲われて、正当防衛を主張していましたが、それが意図的な殺人だったことです。

というのも、竹原は、石橋の本当の父親でした。石橋はそのことも知らず、なぜ、殺すことになってしまったのか?

それは、石橋の妻が、これまで石橋に妻ではなく、まるで奴隷のように扱われてきた恨みが生み出した悲劇でもありました。

石橋に「あなたが過去に起こした強盗のことを知るものから揺すられている……」と情報を流し、その強請りの相手が石橋であると植え付けます。

竹原が1人の時に家にやってきた石橋は、ただ自分の本当の父親に会いたくで来ただけ。

しかし、竹原は強盗だと思い、もみ合った形跡を残して、銃撃したのです。

竹原と石橋を結ぶのがそのコインでした。

当時、石橋の母と交際していた石橋は、自分の事業が倒産し、彼女に残したのがそのコインでした。

息子が生まれ、このコインは海外を旅する船長をしているお父さんのもの、息子に父親な偉大な人だと思われすように、ウソをついて、夢を壊さないよう当時の石橋にプレゼントしたものだったのです。

■「僕に3分時間をもらえますか?」

もう一つ、見どころなのが、糸村の解明シーンです。

犯人に、毎回「僕に3分時間をくれませんか?」と遺留品に隠された真実を語るのですが、今回はコインと父親との繋がりについて、糸村が語りましたが、毎回3分で終わらないのが、視聴者の間でも、逆に楽しみになっているようで……「今日は3分どころじゃなかったな」「糸村くんの3分だけ、3分は余裕に超えて今日は10分でしたよ?」「糸村君3分クッキング、10分30秒でした( ̄∀ ̄)」と今回も、糸村の3分タイムに、総ツッコミが入り、盛り上がりを見せていました。

■第5話のあらすじ

京都市内の森林で不動産会社社長・東條志津子(多岐川裕美さん)の刺殺体が見つかるという事件が発生。

志津子は業界では有名な不動産ブローカーで、“鬼女”とよばれるほどのやり手で敵も多いようでした。

やはり、仕事がらみのトラブルによる犯行なのでしょうか……!?

現場の森は志津子の会社が所有していた土地で、売却先をめぐって志津子と部下の岩田直人(伊東孝明さん)が対立していたこともわかりました。

しかし、糸村(上川さん)が着目したのは、遺体の手元に落ちていた三角形の陶器でした。

志津子が身に着けているのは高級ブランド品ばかりなのに、なぜこんなものを持っていたのか、気になってしまうのです。

そんな中、神崎莉緒(栗山千明さん)と共に、志津子の息子・達也(山中崇さん)を訪ねた糸村。

達也は現場の森のはずれにたたずむ清水焼の工房で働いており、母親とは絶縁していたと話します。

工房主の小澤康夫(河西健司さん)によると、この工房も志津子から立ち退きを迫られていたというのですが……!?

毎回、芸人のようなコント!? を繰り広げてくれる上川さんと甲本さんの掛け合い、時間もネタ、いや掛け合いも楽しみですね。

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