脚本家 宮藤官九郎の作品とは?独特なセリフに視聴者もお腹を抱える?

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宮藤官九郎と聞かれてどんな作品を思い浮かべますか?実は、「監獄のお姫様」にも脚本家として携わっている方で、さらにはあの「じぇじぇじぇ」で有名な「あまちゃん」の脚本家としても有名な方です。

そんな宮藤官九郎の世界で「クドカンワールド」とまで評価されている作品たちを十分に知っていただこうと思います。

彼の脚本家としての実力で「監獄のお姫様」はどんな風にはばたくのでしょうか?気になる「宮藤官九郎」その実態に迫ってみます。

クドカンこと宮藤官九郎さんが脚本を手掛けた作品たち!

10月からスタートする新ドラマ「監獄のお姫さま」は、女子刑務所という過酷な場所でたくましく生きる女たちの姿を描いた群像劇です。

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引用:https://twitter.com/pripri_TBS

このドラマの脚本はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」、「木更津キャッツアイ」、「ごめんね青春!」、「タイガー&ドラゴン」などの数々のヒットドラマを手掛ける人気脚本家の宮藤官九郎が脚本を担当しており、すべてオリジナルの作品なのが魅力のひとつです。

さく裂感のあるクドカンワールドは、他にない異彩を放ち、見るものをくぎ付けにします。

「クドカンの作品なら見る!」と言われるほど、多数のファンが存在し、脚本、舞台演出、映画監督、俳優、ミュージシャン、作詞、作曲、放送作家、濡れ場評論家という多数のジャンルを全てたった1人で手掛ける才能の塊であり、時として異彩を放つ脚本家、それが宮藤官九郎こと「クドカン」なのです。

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宮藤官九郎の脚本を徹底分析!人気作の秘訣は?

宮藤さんが作り出す作品のひとつひとつに独特の世界観があり、「何か他の映画やドラマと違う」という違和感が次第にどんどん中毒のような心地よさに変っていくのは、他のドラマではあまり味わえません。

宮藤さんの書くドラマは、なぜこんなに面白いのでしょうか?それは、魅力的なセリフ以外に、脚本の構成力が、きっちりしており、きちんと筋の通った筋書きの上に成り立っているからなのです。

地盤がきっちり整っているから、どんなに異質でテイストが違う題材が来ても最後には自分独自の「クドカンワールド」に見る人を引き込むことができるのです。

そして、人間ドラマを描くのが得意で、喜劇が得意と見せかけて実は家族モノや感動モノに定評があります。

例えばNHKで放送された「あまちゃん」などは、ホロッとさせるシーンがあったり笑って泣けるとても良いドラマに仕上がっていました。

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引用:http://livedoor.blogimg.jp

ぶっ飛んだ作品もあれば、すべての視聴者層を虜にできる感動的な家族ものを書くこともでき、キャラクターを書きわけられない脚本家が多い中で、他の人には簡単にできないことをいとも簡単にやってしまうのが、宮藤さんの凄いところです。

しっかりとドラマの作中では、主役だけではなく脇役も全員ちゃんとキャラを立たせることができるのは、もしかすると自身も役者であるからこそ、それぞれの役者の立場に立って愛情を持ち、ドラマをつくることができるのかもしれません。

宮藤官九郎の定番?セリフに一工夫!?

そして何といっても、どの作品でもいえることですが、作中では特にセリフの中に遊び心を入れたり、物語のシーンごとに面白い要素や遊び心がたくさん散りばめられているのも特徴です。

小ネタを集めたドラマは数多くありますが、宮藤さんの場合はその小ネタの量がハンパではないのです。

例えば、過去に宮藤さんが書いた作品だと、「池袋ウエストゲートパーク」での「死にすまん」というどこの辞書にも乗ってなさそうな独特なセリフだったり、「木更津キャッツアイ」での「生きてる人間が死んだ人間に何とかしてもらおうなんて、カッコ悪いし、傲慢じゃない」、「俺だって子供だ!」の「高校球児と関取とAV女優はいつまでも年上です」という、もはやコントではないか?と疑うほどの「執拗な小ネタの量」を散りばめ、さらにそれらがモタッとしないように、場面転換を多くして、セリフも短くしてハイテンポに仕上げています。

通常、ほかの脚本家では、細かく背景を変えたりせず、同じ場所でのシーンが長いものが多いのが普通です。

それと対照的なのがクドカン脚本で、宮藤さんはシチュエーションをしっかり考えて構成し、構成力も兼ね備えていながら、書きたいことから逆算した緻密な構成の中に、展開、場所設定、キャラクター設定、セリフ、小ネタなどさまざまな要素をはめ込んで中を繋いでいく作業がずば抜けて上手く、完璧なのです。

セリフにもこだわりがあり、宮藤さんが書くセリフは、野球に例えるなら、キレのいい変化球もあれば、あえて勝負を避ける敬遠や、わざとワンバウンドを投げちゃったりするようなものもあります。

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引用:4.bp.blogspot.com

例えば「タイガー&ドラゴン」の「裏原ってすごいセンスのいいお店ばっかりだから逆にこーいうどっちに転んでもダサいぞっていう、明日も明後日もダサイぞっていう時代に流されない感じって逆に貴重だと思う、私とかダサいっていう感覚つい忘れがちだから、逆にこれ見て思い出すね、着ないけど」や、「俺みてえになりてえなんて言うな、俺はもういるんだから」、「こいつが喋るよ、私はピスタチオ食べてるから」 などのとてもリズム感がよく、小ネタが豊富なセリフの数々は文章で読んでいるだけでも飽きません。

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宮藤監督が考える秋ドラマ「監獄のお姫様」とは?

そんな宮藤さんですが、この「監獄のお姫様」を書くことに対し「これまでいろんなドラマを作って来ましたが『で、つまるところ俺は何が書きたいんだ』と自問自答しました」と明かしていたそうです。

そして宮藤さんは「結局、おばちゃんのお喋りを書いてる時がいちばん楽しいという結論に至りました」と話していたそうです。

やはり、おばちゃんの会話というのは、とても面白いものなのですね。

宮藤さんの描く囚人のおばちゃんたちの会話劇、今回も見逃せない作品になりそうです。

「暴力的な速度と有り余る熱量。彼女たちのお喋りをエンドレスで聞ける場所」として女子刑務所を設定し「それだけじゃドラマになりません」と諭されストーリーを組み立て直して、思いがけず壮大な復讐劇になりました」という風に語っていました。

こんな魅力的な作家がおくる、10月スタートの「監獄のお姫さま」はもちろん豪華女優陣もみどころの一つですが、果たして、クドカンは監獄のお姫さまではどんな演出をしてくれるのでしょうか?

愛すべきカッコイイおばちゃんのお喋りと衝動によって転がり続けるような新たなクドカンワールドを心待ちに、テレビの前で待機したいところですね。

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