コウノドリにて、病気や出産にまつわる用語についての解説!妊婦さんならすごく気になる?

コウノドリ2

コウノドリ2に出てくる病名について調べていきます。

妊娠や出産には、リスクや危険があります。無事に赤ちゃんが生まれてくる事は奇跡に近いのです。

そこで、今回はコウノドリ最新作にて、登場した病名、出産に関わる用語について調べて行きたいと思います。

コウノドリ2第8話:新生児遷延性肺高血圧症とは?

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引用:https://ameblo.jp/midori19650525/entry-12331228615.html

8話に出てくる病名は、新生児遷延性肺高血圧症(しんせいじ せんえいせい はいこうけつあつしょう)と言います。

白川先生が、学会で発表していました。

新生児遷延性肺高血圧症は、persistent pulmonary hypertension of the newborn、の頭文字を取ってPPHNという略称があります。

PPHNは、予定日頃や予定日を過ぎて産まれた子に起きる肺血管系の障害で呼吸循環適応障害の1つになります。

遷延の単語は聞きなれない言葉ですが、その状態が延び延びになると言う意味に使われます。

その為に、持続性肺高血圧症と呼ぶこともあるようです。

簡単に言うと、肺動脈内の血圧が高くなる病気で、呼吸困難をともないます。

赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時は呼吸をしていません。

お母さんの酸素を含んだ血液が胎盤を通して、赤ちゃんの体に、酸素を取り入れるので、自分で呼吸をして、酸素を取り込まなくてもいいのです。

肺は外から、取り込んだ酸素を血液に流す役割を持っています。

赤ちゃんは生まれた瞬間に、酸素を取り入れて、肺呼吸を始めます。

赤ちゃんの肺は、お母さんのお腹の中にいる時は、使っていないので、小さく縮んでいます。

外に出てきた時に、初めて風船のように、ボーンと膨らみます。

その時に、同時に細動脈も広がって、初めて赤ちゃんが自力で酸素を取り込みます。

しかし、この時に、血管がうまく広がらない時があります。

血管が広がってくれないとうまく酸素を血液に送り込む事ができなくなります。

肺の細動脈が縮まっていると、心臓から肺に送り出す血液も、血管抵抗か強くなってしまうので、肺の血圧が高くなってしまいます。

その為に、胎児と同じ肺高血圧が、生まれてからも続くので、低酸素血症が起こってしまう重い病気と言えます。

1000人に対して1~2人が発症する病気のようです。

出生時に発症している場合と出生後2日くらいで発症する事があるそうです。

症状として、低酸素血症やチアノーゼが、ある場合はPPHNを疑います。

そこで、100%の酸素補給の措置をしても、酸素飽和度が改善しない場合はよりPPHNを疑います。

コウノドリ8話では、白川先生が100%酸素を補給しているのに酸素飽和度73と言っていました。

強いチアノーゼは、上半身より下半身にみられて、右腕より足の酸素飽和度(身体に酸素が足りているか正常値は95%)が5%ほど低くなると言います。

乳児の呼吸は、苦しくうめくような感じの呼吸をします。

多呼吸や陥没呼吸などの強い呼吸障害が症状として現れる事があります。

脈や血圧は腕と足では差は感じられません。

赤ちゃんが泣いたり、動いたりしてもチアノーゼは強くなります。

低血圧になってしまうので、脈拍は弱まり皮膚が灰色がかってみえることもあります。

原因の1つに

うつ病やパニック障害の治療中に妊娠する人もいます。

SSRIとはうつ病やパニック障害のお薬になります。

妊娠中に女性がSSRIを服用していると生まれた子どもが新生児遷延性肺高血圧症を発症するリスクが、6.1倍と高くなることがわかってきました。

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第7話:子宮線筋症

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引用:https://www.oricon.co.jp/news/2057260/photo/4/

婦人科系の病気として「子宮内膜症」は聞いた事があると思いますが、子宮内膜症と特徴がよく似ている病気に、「子宮腺筋症」があります

子宮内膜は、妊娠が成立しなかった場合は剝がれ落ち、血液と一緒に経血として体外に排出されます。これが月経(生理)の仕組みです。

子宮腺筋症とは、子宮内膜細胞と似た組織が、何らかの原因で子宮の筋肉層(子宮筋層)に入り込んで増殖してしまいだんだんと広がっていく病気です。

子宮周囲の筋層にも炎症が広がり、だんだんと腫れあがってしまい、月経困難症や過多月経など様々な症状を引き起こしてしまいます。

子宮腺筋症は30代後半~40代の女性によく見られます。

子宮腺筋症が進行すると、子宮が大きくなってしまう為、経血の量が増える「過多月経」が起こりやすく、その影響で貧血になりやすくなります。

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第7話:チョコレート嚢胞

チョコレート嚢胞とは、卵巣の内部に発生する子宮内膜症のことです。

不妊症の原因になったり、卵巣癌の引き金になる可能性がある怖い病気です。

卵巣の中に袋(嚢胞)ができ、その中に古くなった子宮内膜や月経血が溜まっていく病気で、生理のたびに生理痛が悪化していきます。

生理のとき以外でも下腹部痛や腰痛、骨盤痛などがあり、性交時や排便時に痛みを感じたりすることもあります。

チョコレート嚢胞も症状は同じで、子宮内膜症よりも痛みが強いといわれています。

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第6話:甲状腺クリーゼ

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今回コウノドリ6話で扱われた妊婦さんの病名が「甲状腺クリーゼ」残念ながら、妊婦さんは亡くなられましたが赤ちゃんは一命を取り留めることが出来ていました。

甲状腺は、首の前側にある臓器で、体の代謝をコントロールする甲状腺ホルモンが分泌されます。

甲状腺ホルモンがたくさん作られてしまうと活発になりすぎ、代謝をupするために、全身倦怠感や動悸、息切れ、発汗、頻脈、手の震えなどが起こってきます。

コントロール効かなくなると甲状腺機能亢進症(バセドウ病)を発症します。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)が重症化してしまうと甲状腺グリーゼになります。

甲状腺グリーゼの症状は、症状は38℃以上の発熱、けいれん、意識障害などの神経障害、1分間に脈拍が130回以上になる頻脈、不整脈、心不全などの症状が出現します。治療が遅れると死に至る重症の状態です。

甲状腺クリーゼの死亡率は10%です。10人に1人といえば、なかなか死亡率の高い危険な病気であるということがわかります。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)を発症していることに気づかず治療していない結果、悪化した状態をいいます。

妊娠中に甲状腺機能亢進症(バセドウ病)になったとしても、使える薬はあるのでコントロールできます

第5話:低出生体重児

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引用:http://shang-betterhalf.blog.so-net.ne.jp/archive/c15384571-1

生まれたときの体重が2,500g未満の赤ちゃんのことを「低出生体重児」といいます。

低出生体重児は、早産(妊娠22週〜37週未満)で生まれた赤ちゃんですが、妊娠期間は十分なのに、子宮内胎児発育不全の影響で低体重になることもあります。

低出生体重児として生まれる原因として、ママの体質や妊娠中の生活習慣が影響していると言われています。

もともと血圧が高いママや高齢初産のママが妊娠後期にかかる可能性が高い妊娠高血圧症候群などの病気にかかっていたり、ママが喫煙や飲酒をしていると、母体の血管が収縮して赤ちゃんに十分な血液が送られなくなり、赤ちゃんは栄養不足にになってしまいます。

特に、喫煙は血液中の酸素を奪うので、赤ちゃんが、低酸素状態になってしまい、脳の発育に影響が出る場合があります。

また、過度なダイエットも危険です。

妊娠中は妊娠前の体重から7~10kgは増えても構いません。

ママが、赤ちゃんに栄養を送るので、ママ自身もしっかり体力をつけなくてはいけません。

低出生体重児は、体温調節が難しく、呼吸機能も未熟なので、体温や呼吸状態が不安定になりやすくなります。

免疫力も弱いので、感染症を引き起こす可能性が高くなります。

また、低出生体重児は、合併症を引き起こしやすく死亡率も高くなってしまいます。

主な合併症として、生後数日の間に、新生児仮死、低血糖、呼吸窮迫症候群、動脈管開存症などが起こるリスクが高く、生後数日から数週間にかけては慢性肺疾起こすことがあります。

第5話:切迫早産

Women giving birth is close is hospitalized

引用:https://medicalnote.jp/contents/150930-000007-VMGJBW

切迫早産と早産は違います。

早産とは、赤ちゃんが妊娠22週0日~36週6日の間に生まれることですで、切迫早産は、その一歩手前の早産しそうな状態になることをいいます。

妊娠22週以降37週未満に下腹痛(10分に1回以上の陣痛)、性器出血、破水などの症状に加えて、規則的な子宮収縮があり、内診で、子宮口開大、子宮頸管の展退などが認められると早産の危険性が高いと 考えられる状態です。

子宮収縮が頻繁に起こってきて、子宮口が開いてきてしまい、赤ちゃんが出てきそうな状態になったり、破水してしまった状態で、赤ちゃんが生まれそうになってしまいます。

まだ、赤ちゃんには、おなかの中で成長して欲しいので、赤ちゃんが出てこないように安静にしていなけばなりません。

切迫早産の主な原因は、絨毛膜羊膜炎などの感染症や子宮頸管無力症や子宮筋腫、子宮奇形など子宮の異常、多胎妊娠などがあげられます。

切迫早産の兆候は、疲れやすい、お腹の張り、恥骨の痛み、茶色いおりものなどがあります。

そんなに動いていないのにお腹が張ったり、前よりお腹が張りやすくなったと感じる場合は、切迫早産の兆候かもしれません。

少量でも色が付いたおりものが出た場合は、早急に病院いきましょう。

第4話:トーラック(帝王切開後の自然分娩)

4話では、帝王切開が出産後のイライラに繋がり、愛情が持てないとトーラックを希望している夫婦の話です。

トーラックとは、帝王切開の経験したことがある妊婦が、自然分娩を試みることです。

帝王切開を経験していても、条件をクリアしていれば、自然分娩は認められますが、そこには、リスクが伴うようです。

トーラックには、子宮破裂というリスクが高くなります。

分娩中に子宮が破裂してしまい、場合によって、子宮を摘出しなければならなくなり赤ちゃんの死亡率も高くなり、赤ちゃんに、脳障害が起きる場合があります。

トーラックは、成功するのが、難しいといわれていて、3割から5割の人たちは、トーラックの途中に、緊急帝王切開に切り替わることがあるといいます。

トーラックの場合、緊急帝王切開が必要になったり、子宮破裂に備えて、緊急手術ができるスタッフが必要になります。

トーラックのメリットは、入院期間が短くてすみます。

順調にいくと2~3日で退院できるといいます。

第3話:産後うつ

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引用:http://www.kobe-shinkyu-hunin.jp/14806553634623

3話では、無事に出産を終えたキャリアウーマンの妊婦、佐野彩加(高橋メアリージュン)の産後うつが描かれました。

うつ病の症状のほかに、産後特有のものが加わるのが産後うつになります。

産後うつには、マタニティブルーのまま産後うつになる場合と、出産後しばらくして産後うつになる場合と2つのパターンがあります。

産後うつとは、産後に育児の不安や個人的なストレスにより、発症するうつ病の一つです。

初めての育児でわからないことだらけな自分に、「自分はダメなママだ」と塞ぎ込んでしまうことです。

主な産後うつの症状は、赤ちゃんや旦那に強く当たってしまったり、なんとなく元気がなく、笑顔が減ってきたり、気が落ち込んで涙が自然とでてきたり、睡眠不足が続いたり、いつも緊張していてゆったりできない、食欲がない、または、過食してしまったりします。

産後うつが起きる原因は、出産後にホルモンのバランスが崩れてしまい、生活の急激な変化や育児に関して不安が大きくなってしまうと、自分自身の頭で処理しきれなくなり発症してしまうようです。

産後うつが発症する時期は、特に出産後2~4週間から3~4か月頃に最も多く発症しやすいと言います。

1ヶ月が過ぎると、家族や周囲の人も安心してひと息つくころで、ママには「いよいよ自分ひとりで子供を育てていかなければならない」という重圧がかかってきます。

このプレッシャーが、産後うつの起点となるケースが目立つようです。

出産した妊婦の10~20%が発症してしまいます。

コウノドリ3話で「エジンバラ産後うつ病自己調査票(EPDS)」が取り上げられていました。

産後うつの症状を確認するための問診票で、1問4つの選択肢から回答をしていく簡単なものです。

直接誰かに相談できない人や、潜在的に悩みやストレスを抱えやすい人の声を拾う手段として用いられているようです。

第2話:子宮頸がん

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引用:http://infertilitymed.com/cervical-cancer/

コウノドリの第2話で中心となる夫婦は久保夫妻。久保佐和子(土村芳)と久保慎吾(福士誠治)でした。

久保佐和子は妊娠していますが、子宮頸がんを患っていました。

子宮頸がんとは、子宮の入り口を「子宮頸部」といいます。

その部分にできるがんを「子宮頸(頚)がん」といいます。

子宮の入り口付近に発生することが多いので、婦人科の診察や検査で発見されやすく、早期発見できると比較的治療しやすいがんと言われますが、進行してしまうと治療が難しくなるため、早期発見する事が重要になります。

子宮頚がんとは、年齢は関係なく子宮があれば全ての女性がかかる恐れがあります。

子宮頸がんは発がん性のHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染によって起こる病気と言われています。

HPVとは、性行為によって感染するので、性交経験のある女性の約80%が、一生のうちに一度は感染すると言われているウイルスです。

ウイルスに感染していても、自然淘汰されるのがほとんどで、発がん性の高リスクのウイルスのうちの一部ががん化してしまうと、子宮頸がんを発症します。

HPVの発がん性でない低リスク型のウイルスは、尖圭コンジローマの原因になります。

第1話:心室中隔欠損症

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引用:https://ac-yawaragi-cardiac.jimdo.com/

第1話で、高橋メアリージュンが演じる佐野彩加の赤ちゃんが、心室中隔欠損症という事病気がある事がわかりました。

「心室中隔欠損症」とは、どういう病気なのでしょう。

わかり易く言うと、心臓に小さな穴が開く疾患、病気の症状という事です。

心臓は、右心房・左心房と、右心室・左心室の、合計4つの部屋に分かれます。

右心房と左心房の間には、普通壁があるのでつながっていません。

右心室と左心室の間にも壁があるのでつながっていません。

「心室中隔欠損症」の赤ちゃんや子供の心臓の部屋は、心臓の下半分にある右心室と左心室の間にある心臓の壁に穴が開いてつながっている状態になっています。

心室中隔欠損症の穴は出来る場所や大きさは、1人1人違います。

左心室は、体のすみずみへ動脈血を送りますが、右心室と左心室がつながっている事で、酸素の少ない血液が混ざってしまう事になります

そのために、症状の程度によって違いますが、正常な子供と比べて、疲れやすかったり、動悸がしたり、呼吸が苦しく、荒くなったり、ミルクや食事の量が少なかったり、汗をかきやすくなったり、体重が増えない、成長が遅いなどの症状が出ることがあります。

ドラマでは、先天性の心臓疾患である「心室中隔欠損症」は赤ちゃんや子供の100人に1人(1%)の割合で産まれてくるよくある病気であると解説されていましたが、厳密なデータからすると、1000人に3人の割合(0.3%)との報告があります。

コウノドリ2は、真剣に命と向き合っているドラマです。

妊婦のリスクや赤ちゃんの疾患は、まだまだたくさんあります。

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