明日の約束の原作情報まとめ!ある事件を元にしたノンフィクション作品?

明日の約束

「明日の約束」の原作はあるの?このドロドロとした事件の真相は?そんな疑問に迫っていきたいと思います。

約2年ぶりのドラマ出演となる井上真央さん主演のドラマ「明日の約束」。

このドラマは実はある事件を元に作られたもので、その事件を書籍化した原作も話題となっています。

そこで今回は「明日の約束」の元となった原作についてまとめました。

明日の約束の原作者は誰??

井上真央さんを主演に迎えついにスタートした話題のドラマ「明日の約束」。

第1話が放送されると、いじめやモンスターペアレントといった社会問題をとりあげたミステリアスな作品とあって、湊かなえさんの作品!?という声がSNSで多く上がりました。

しかし、実はこの「明日の約束」は、実際に起きたある事件を元に書かれた本が原作となっています。

その本とは、福田ますみさんの「モンスターマザー:長野・丸子実業『いじめ自殺事件』教師たちの闘い」です。

福田ますみさんは、犯罪やロシアなどをテーマに取材を行いノンフィクションの作品を描く作家さんです。

彼女の著者には、今回「明日の約束」の元になったこの作品の他に、「でっちあげ―福岡「『殺人教師』事件の真相―」などがあります。

「でっち上げー福岡『殺人教師』事件の真相ー」は、全国報道された「教師によるいじめ」の事例での福岡で起きたモンスターペアレントによるでっち上げ疑惑を取り上げた作品で、2007年に第6回「新潮ドキュメント賞」を受賞しました。

「明日の約束」の原作とされる「モンスターマザー 長野・丸子実業高校『いじめ自殺事件』」も、2016年編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞しました。

どちらも学校の教育現場が舞台となり、モンスターペアレントが登場します。

現在、モンスターペアレントは教育現場の大きな壁となっており多くのメディアでもとりあげられていますが、これらの作品で扱われるモンスターペアレントは、その次元をはるかに超えています。

世間「いじめ」という言葉に過剰に反応し、ひとたび学校内でいじめがあったと母親が訴えれば、こぞって教師や学校の体制をとことん叩きます。

この2つの作品も実際に連日メディアに取り上げられた事件を元にしていますが、その真相はとても奥が深く複雑な問題をはらんでいました。

そんな実際の事件をノンフィクションで描き、問題提起を投げかける作品を多く手がける福田ますみさん。

彼女の作品が初めてドラマ化され、視聴者に教育のあり方や真実に目を向けることを教えてくれるでしょう。

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明日の約束の原作に描かれている事件とは?

「明日の約束」の元となった著書は2005年に長野県で実際に起きた事件を元に描かれました。

その事件は丸子実業高校バレーボール部員自殺事件と呼ばれ、メディアにも取り上げられました。

この事件は現在は上田市となった長野県丸子町の旧長野県丸子実業高等学校に通っていた当時1年生の男子生徒・高山裕太くんが、2005年12月6日に自宅の自室で自殺したという事件。

母親は、生徒の自殺の原因が当時所属していたバレーボール部内でのいじめであったとして、母親とバレーボール部関係者の間で争われました。

生徒の母親は、この学校の校長を殺人罪、名誉毀損罪で、またいじめを苦に自殺したとしてバレーボール部員等に損害賠償を求めて提訴しました。

しかし訴えられた校長、バレーボール部員たちはいじめはなかったとし、逆に生徒の母親に精神的苦痛を受けたとして提訴したのです。

2009年3月6日、長野地方裁判所の判決では、生徒の母親の主張は認められず、生徒の母親がバレーボール部員等に損害賠償を支払うように命じました。

生徒の母親は判決を不服として、2009年3月12日、東京高等裁判所に控訴しましたが、2009年10月14日付けで控訴を取下げたため、長野地方裁判所の判決が確定しました。

「明日の約束」の原作の本は?

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引用:http://honz.jp/articles/-/42440

目次

  1. はじめに
  2. 第1章 家出
  3. 第2章 不登校
  4. 第3章 悲報
  5. 第4章 最後通牒
  6. 第5章 対決
  7. 第6章 反撃
  8. 第7章 悪魔の証明
  9. 第8章 判決
  10. 第9章 懲戒
  11. 終章 加害者は誰だったのか
  12. 事件の経過

上で紹介した事件をノンフィクションで描ききり、崩壊寸前まで追い込まれた高校の苦悩、「怪物」と表現される母親の狂気などが忠実に描かれた問題作となっています。

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明日の約束の原作は?ネタバレ注意!

事件はバレーボール部でのいじめから始まった!?

中学2年生の時に声帯を損傷し声を出しづらくなった男子生徒。

彼は高校へ入ると、憧れであった強豪・丸子実業バレーボール部に所属。

授業での音読やバレー部での応援なども無理のないようにと教師から配慮を受けていました。

裕太君はバレー部の上級生に声真似をされてからかわれたり、殴られるなどによって、不登校気味になってしまいます。

病院では、うつ病との診断を受けました。

この状況で、生徒の母親と学校側では長い間話し合いが続いていました。

いじめの危害は母親にまで及んだと記述もあり、抗争化していたといいます。

この状況が続いたことで、生徒が卒業するための出席日数が足りなくなり、それを学校側が母親に告げた後、生徒は自殺してしまいます。

母親はいじめが原因で生徒が自殺をしたと主張し、裁判が起こるのですが…。

事件に隠された背景とは?

この状況だけを見れば、完全に被害者は自殺した生徒の家族のように思われました。

しかし調査を続から中でわかってきたのは、自殺した生徒の家庭状況に大きな問題があること。

自殺した生徒は、家出を何度も試みており、その度に母親は捜索届けを提出していました。

家出の原因は担任にあるとして、母親は度々学校を追求していました。

しかし、この家出の背景には幼少期より娘に対して差別的発言を繰り返したというものがあったのです。

また、家事はすべて母親ではなく生徒が行っており、学校にも部活にも行きたいと担任との面談で本人は主張をしていたと言います。

このことから、学校と教育委員会は母親のネグレクトを疑い、母子分離計画を進めていた矢先に自殺が起きてしまったのです。

被害を主張していた母親は、大きな問題がある「モンスターペアレント」であり、育児放棄などの様々な問題がありました。

いじめに関しても、母親は、声真似をしてからかった、ハンガーで暴行したなどと主張していましたが、実際の所は、お笑い芸人の声真似をしていたのを裕太君も一緒に笑っていたそうで、ハンガーで暴行したと言うのも、下級生を叱るときに裕太君以外の下級生にも行われており、軽く叩く程度だったそう。

こうした事実が判明したことで、校長やバレーボール部員の主張が認められたのです。

ドラマでは、その男子生徒はバスケ部員という設定で描かれています。

第1話では、母親や教師の前で笑顔を崩さないとてもいい子、という印象の生徒に日向は違和感と危機感を感じ、なんとか話を聞き出そうとしますが、母親が阻止します。

そしてもう一度日向が話を聞きに行こうと矢先に彼の自殺という知らせが届くところで第1話は終了します。

今後の展開としては、おそらく生徒の母親が学校の責任を追及していく中で、母親と生徒との間の複雑な関係や、家庭環境が明らかになっていくと思われます。

明日の約束の原作情報まとめ!

モンスターペアレントに追い詰められ、教師の職を離れた人、自殺にまで至ってしまったケースもあるほど、現在の教育現場で問題視されるモンスターペアレント。

たしかに、いじめも昔から存在する大きな問題ではありますが、そこに過敏に反応しすぎて、学校への責任がとても重くなりすぎている傾向があります。

授業での科目指導だけでなく、生徒指導や部活指導など教師の仕事量の負担が増える中で、モンスターペアレントに理不尽な訴えは教師たちをどんどん追い詰めていきます。

そんなどの学校でも起こりうるような問題をとりあげたこの「明日の約束」は、私たちに学校と家庭の教育のあり方を考えさせてくれるドラマです。

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