陸王のモデル企業は「きねや」?アシックスの妨害はフィクション?

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「陸王」のモデルになった企業とは?そんな疑問に今回は迫っていきたいと思います。

TBS系の日曜劇場は半沢直樹や下町ロケットなどが大ヒットした池井戸潤さん原作の「陸王」です。

陸王は、老舗の足袋製造会社が、靴の開発チームを立ち上げて、生き残りをかけて奮闘する企業再生物語です。

零細企業がさまざまな困難を乗り越えていくサクセスストーリーになっています。

陸王には、モデルとされる企業や人物が存在しているといわれているようなので、調べていきたいと思います。
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引用:https://pablo.click/tv/news/27877/

「こはぜ屋」のモデル企業は、きねや足袋株式会社なのか?

  • 住所:埼玉県行田市佐間1-28-49

陸王のこはぜ屋のモデルと言われる「きねや足袋株式会社」は、埼玉県行田市にあります。

埼玉県行田市は、江戸時代から足袋の生産地として全国に知られていて、最盛期には、全国の生産量の約8割を占めていたという事です。

創業が1929年のきねや足袋株式会社は老舗になります。

創業者が中澤武男、1990年に中澤健二が代表取締役に就任、2014年に中澤貴之が三代目として企業を継いでいます。

中澤健二が代表取締役に就任してから、時代の経過と共にシューズを履くことが当たり前となってきて、一気に足袋の需要が減っていき、多くの企業が撤退していきますが、中澤健二は、足袋にこだわり続けます。

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こばせ屋ときねや足袋の似ている点

こはぜ屋の従業員は約20名程で資金も乏しい零細企業という設定になっていますが、きねや足袋株式会社も、従業員数26名という小規模で営業を続けています。

陸王で、こはぜ屋の社長は、フィンガーファイブを見て、ランニングシューズの制作に目をつけます、

そこから起死回生を狙います。

きねや足袋は、この時の、フィンガーファイブのモデルと思われる、元祖5本指シューズ「Vibram FiveFingers(ビブラムファイブフィンガーズ)」という商品を販売しています。

こはぜ屋は、この先会社の存続自体が危ぶまれるという危機感から、新規事業を始めす。

これまでの足袋製造の技術を活かして、“裸足感覚”の履き心地を重視としたランニングシューズ「陸王」の開発を始めます。

きねや足袋の社長も方向性で悩んでいる時に、トップアスリートから裸足感覚のシューズの相談を持ちかけられ、新商品の開発に試行錯誤をしながら、何度も試作を製作して、5型目て、、やっと満足のいく商品を完成させます。

その商品が、2013年9月に、きねや足袋から、発売された「MUTEKI」です。

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引用:https://item.rakuten.co.jp/tabiyasan/muteki/

このきねやのMUTEKIが、ドラマの中で、こばせ屋が開発しているシューズのモデルとなっていると思われます。

ランニング足袋「MUTEKI」は、過去に東京マラソンや横浜マラソンのブースにも出店していたことがあるようで、ネットで5000円と手頃な価格で購入する事ができるようです。

ドラマの放送と同時に、人気が出るかもしれませんね。

品切れ状態が続いてしまうかもしれません。

池井戸潤は、きねや足袋の取材の為に2012年11月に訪れています。

その後、取材の後小説すばる連載「陸王」を執筆しています。

この事を考えると「陸王」のこはぜ屋のモデルは、きねや足袋と言えそうですが、池井戸潤は公式Twitterで「きねや足袋さんには一度工場見学をさせていただきましたが、「モデル」ではありません。」とツイートしています。

執筆にあたり実業団の監督や足袋業者にも話を聞いていて「取材はあくまでも雰囲気を見るためてまあり、モデルがなくても書けるのが作家ですという事です。

陸王の創作秘話についても、集英社の人とゴルフをしていた時に、ひょんなことから出てきたアイデアであるといいます。

ゴルフのメンバーにランニングを好きな人がいて、ビブラム社のファイブフィンガーズという五本指のシューズが裸足感覚で地面にペタッと付く感じがいいという話をしていて、足袋と同じですねという話から、足袋屋さんがランニングシューズを作る話ができるのではないかと思いついたといいます。

陸王が生まれるまでに、原作者の池井戸潤は、きねや足袋だけではなく、埼玉の藍染め屋さんやランニングインストラクターの中川修一、ミズノ、ニューバランスなどのランニングシューズメーカーの人々に数多くの取材を行っているといいます。

多くの企業に取材して、その結果生まれたのが、老舗足袋業者「こはぜ屋」という事のようです。

池井戸潤の作家としてのプライドや強い情熱を感じます。

物語の舞台となる行田市に、主人公の社長の息子役の山﨑賢人さんが訪れて、きねやで足袋作りなどを見学したということです。

中小企業『こはぜ屋』のライバルとして、大手シューズメーカーアトランティスが、描かれています。

ライバル会社のモデルはアシックス

陸王には、モデルはないという事ですが、

このライバル会社のアトランティスが、大手スポーツ用品のアシックスであると言われています。

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引用:https://mobile.twitter.com/hashtag/%E3%81%93%E3%81%AF%E3%81%9C%E5%B1%8B?src=hash

アトランティスは、中小企業のこはぜ屋の開発に対して、これでもかと思うくらい妨害を繰り返してきます。

しかし、アシックスが「ライバル会社の妨害をした」という事実はありません。

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アシックスとアトランティスの似ている点

ドラマの中でアトランティスはアスリートにシューズを履いてもらうという戦法をとっています。

アシックスも以前の企業戦略の中に、実際に、アシックスの靴をアスリートに履いてもらって、レースに出でもらうというのがありました。

実際履いて走ってもらう事で大きな宣伝効果に繋がっていたといいます。

また、アトランティスの中には、選手のことを大切にしている村野尊彦というシューフィッター(その人の足に合った靴を選ぶ職人)がいますが、アシックスにも三村仁司さんというランナーに合った競技用のオーダーメイドシューズを作っていた人がいます。

アシックスの三村仁司は、実際に、瀬古利彦、谷口浩美、高橋尚子、有森裕子、野口みずき、イチロー、など多くのオリンピック選手やアスリートのシューズを手掛けていました。

この道40年以上のベテランで、トップシューフィッターとして、定年退職するまでアシックスで働いています。

三村仁司は、アシックスを退社した後に、独立して、アディダスの靴制作を行なっています。

現代の名工といわれる程の著名な人で、駅伝チームの青学もサポートした実績があるといいます。

その為なのか、Twitterでは、アトランティスのモデルがナイキやミズノやアディダスなど多数の候補が浮上しています。

三村仁司さんの存在を考えるとアシックスがモデルと思われますが、シューフィッターを置いている企業は、アシックスの他にも結構あるといいます。

しかし、マラソン選手に、親身なサポートをして、結果を残してきたという事を考えると、村野尊彦さんのモデルは三村仁司さんで、ほぼ間違いないと推測します。

多分アシックスかアディダスを参考にして描いているのでしょう。

ランナー「茂木裕人」のモデルは瀬古利彦

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引用:https://middle-edge.jp/articles/I0001226

ドラマの中のキーパーソンとも言える茂木裕人は、ダイワ食品の陸上競技部に所属しているランナーです。

箱根駅伝で注目されて、ダイワ食品に入社した期待の新人だったが、膝を痛めてしまいます。

フォームの改良に挑むなか「こはぜ屋」のランニングシューズ「陸王」と出会います。

このランナー茂木裕人のモデルが瀬古利彦であると言われています。

瀬古利彦は、実業団の時、ヱスビー食品の陸上競技部に在籍していました。

マラソンだけではなく駅伝でも活躍していて、何度もケガで悩まされますが、ケガから復活して活躍します。

陸王では、シューフィッターの村野尊彦から、シューズを作ってもらっているのが茂木裕人です。

アシックスの三村仁司は、実際に、瀬古利彦にシューズを提供しています。

このように、共通点が多い為に、茂木裕人のモデルが瀬古利彦といわれています。

もともとサッカー少年て、プロを目指していたことのある竹内涼真は、厳しいオーディションを勝ち抜いて、ランナー茂木役を獲得しています。

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本当は参考程度?モデルは結局….?

原作者に言わせると、取材はしているけど、モデルではなく、雰囲気を参考にしただけどいう事です。

フィクションであるとしても、完全オリジネルではなく、取材をした様々な人や見てきたモノの影響を多分に受けていて、そうして出来た作品が陸王であると思います。

リアルなストーリーを描くために、参考となる企業への取材を徹底している原作者の池井戸潤の熱いメッセージを全身で受け止めながら楽しんでみていきたいと思います

池井戸潤ワールドを、心置きなく楽しみたいと思います。

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